広大な密閉空間
- 作者: たなかのか
- 出版社/メーカー: マッグガーデン
- 発売日: 2011/09/10
- メディア: コミック
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亀(プラトン)と幼女(空さん)が世界の何某をネタに何の気なしな会話をして、
「ああ世界は素晴らしきものなのだなあ」と感慨深い気になってしまう、
よくある感じのアレの系統なのかなもしかして?でしたが、
前作の「タビと道づれ」でも見せた暗黒さもひょうっこり顔を見せていて良い感じ。
特に主人公こと神さまのカレーを作るエピソードが秀逸すぎて。
自分の力でままならないものがある時はカレーを作る。
カレーは絶対に失敗しないから。
まだ自分に少しでも出来ることがあることを確認できるから。
言い聞かせるのだ、まだ自分は大丈夫なのだと。
こんなこと言われた日には強く湧き出る感情に喘がざるを得ない。
この感覚を描いてくれるのは貴重だねー。次巻がすごく楽しみです。