きらめき

流れ星が消えないうちに (新潮文庫)

流れ星が消えないうちに (新潮文庫)

 
いやまあ、読み始めてからまぶしいシーンが一杯の沢山でして、
それはもう目を細めながら読み進めていたのですが、
 

「さっき伊沢君たちと会って、今から高校のころの友達で飲もうってことになったの。それでわたしが女の子のメンツを集めてるんだけど、奈緒子も来てよ」

 
ここでノックアウト。なんだこの非常に心を悲しくさせる文章。
体を合わせる云々のくだりは意外なほど何ともなかったのに。
日常感が高い方がダメージ高いという事か。勉強になりました。
 
読むのを止めるのも気が引けるので、読み進めたいところではありますが、
何か得体の知れないエネルギーが大量に必要になりそうだ。
正か負で言ったら、たぶん負。