一歩先の方向性
ハナヤマタ (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
- 作者: 浜弓場双
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2011/12/12
- メディア: コミック
- 購入: 4人 クリック: 84回
- この商品を含むブログ (33件) を見る
ハナヤマタ (2) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
- 作者: 浜弓場双
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2012/07/12
- メディア: コミック
- 購入: 1人 クリック: 120回
- この商品を含むブログ (15件) を見る
多分流行ってるんですがそろそろネタも尽きるんじゃないかと思われる、
女の子だらけの部活もの。よさこい、もその一員に相成ったようです。
キャラクター、というか登場人物の女の子の表情の豊かさが、
前作の「空色スクエア」を超える勢いで描かれていて、読んでいて凄く心地良い。
特に引っ掻き回し役を担当されているハナさんにその色が強いね。
人懐っこい活発なロリ金髪美少女は無敵だな無敵。わふーとか今にも言い出しそうで怖い。
そんな素敵箇所があるが故に、恋とか愛とか男女間のキャッキャウフフが見たいんだけど、
そこだけは今回叶えられそうになくて辛い。巻末で作者さんが「女子だけ」と明言した時の俺の悲しみと来たら。
もうこの際部活顧問のサリーちゃん(25)が出張ってきてもいいからさあほら早く。
…言うだけはタダ、ってのはいい言葉だなあ。
ちょっと「よさこい」なるものの公式見たけど別世界だなありゃ。
皆さん人生輝いてそうで。羨ましい限りです全く。
私のおウチはHON屋さん(7) (ガンガンコミックスJOKER)
- 作者: 横山知生
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2013/03/22
- メディア: コミック
- 購入: 2人
- この商品を含むブログ (7件) を見る
急に絵が淡白になったり崩れたりする事を楽しむようになったのは何時からだろう。
今巻では出現頻度は減ったけど…、次巻はどうなっていることやら。
ストーリーも次巻から動くらしいしね。母側に深い事情があるのか無いのか。
常連客の田村さんが、妻娘がいる我が家に頑張ってエロ本隠す話が好きです。
あんなにエロ本に固執してる親父がいるのにグレない娘が素敵です。
しかも妻は妻で夫を「ひろくん」って呼ぶとか…。くん付けとかどこのオプションだよこの野郎。
こういう何の気なしに出てくるふとした家庭の図にダメージを受けるようになりました。
成長ってこういう事なのかしら。たぶん違う。
- 作者: 阿部共実
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2013/03/08
- メディア: コミック
- 購入: 1人 クリック: 20回
- この商品を含むブログ (24件) を見る
漫画の方向性という意味では既刊とほぼ同じだったりするので、
読んでみて大きく心を持っていかれるという事は無かったのですが、
まあそれでも「空が灰色だから」。いいエピソードが揃ってました。
その中でも「飛んで落ちて死んで」と「歩み」が描いている、
友達というものに纏わる、というか翻弄されているエピソードが良かったなあ。
片や唯一仲が良い友人に固執してしまった女の子、
片や地位の安定を望んだ結果、形だけの友達に流れてしまった女の子、
運が良いのか悪いのか、このような状況が身に降り掛かったことは無いですが、
一つ二つ転げ落ちればこんな事が起こるんだろう、と思わせられる感覚が好きだし、
その感覚をこちらに与えてくれる描写が素晴らしい、と。
…そんな「歩み」を最終話に据えているのはホントこの作品らしいね。
多種多様なボールを放ることに一喜一憂出来る漫画でした。次もあれば是非。