「一汁一菜」ってブログタイトルはどうかと

詩万さんが可愛い一辺倒で辛い
 
父子家庭(っぽい)な、父と娘・詩万さんの何気ない日常風景が読んでいて素直に心地よいね。
初っ端のお話こそ、"初潮"という一歩踏み間違えれば関係に亀裂を生みまくるテーマですが、
他のテーマは、詩万さんが不意に発見してしまった父のブログとか、詩万さんのピザ出前初挑戦みたいな、
断片的に覗ける彼らの日々の様子が凄く好きです。
 
父親になる予定なんか無く、これからもなれそうにない事は自明の理なのですが、
このような作品を読むと父親的な「あー分かる分かる」的な感情が湧くから不思議。
一番それが強かったのが、詩万さんがテレビから流れた"童貞"&"処女"っていうワードで爆笑して、
お父さんがそれを見て青い顔をしてしまったシーン。ちなみに詩万さんは中学一年。
…とここまで書いて、別に父親がどうのこうのじゃなくて、
単純に俺個人がそうあって欲しいと思ってるだけ説が凄く強い気がしてきた。大分病んでるね。
 
最後のお話で登場した彼は詩万さんと今後も絡むのかなあ。
そんな男女のキャッキャウフフは読みたいような読みたくないような。
ああ、これこそが父親的な感覚なのかもしれない、と膝を打つ。…どちらにしても病んでますね。